●教育の理念
数学コースでは、現代数学の基礎的な知識を習得し、数学的な概念や理論を理解することを目指します。そのうえで、複雑な対象を深く観察し解析する能力、対象の本質を洞察し抽象化する能力、明晰に表現する能力をしっかりと身につけることができます。これらの能力は、現代の知識基盤社会におけるすべての領域において必要かつ重要となるものです。数学と物理学の分野横断的科目も履修することにより、広い視野から自然現象を数学的に理解することができます。
●求める学生像
数学コースでは、数学という学問分野に深く興味をもち、自然現象や現代社会における本質を見極めたいという知的好奇心や探求心にあふれた学生を求めます。数学コースを希望する学生は、特に高校数学全般の内容をしっかりと身につけておくことを求めます。また、
?理科、できれば高校物理の基礎をよく学んでおくこと
?語学力をしっかり身につけておくこと
を勧めます。
●教育の理念
数学コースでは、現代数学の基礎をもとにして、現代数学の先端を学び、より高度な専門性を身に つけることを目指します。そのうえで、数学的本質をより深く理解し、複雑な対象を高度な数学的思 考力で分析し、解明する能力を身につけることができるようになります。これらの能力は、現代の知 識基盤社会におけるすべての領域において必要かつ重要となるものです。数学と物理学の分野横断的 科目も履修することにより、広い視野から自然現象を数学的に理解することができます。
●求める学生像
数学コースでは、数学という学問分野に深く興味をもち、自然現象や現代社会における本質を見極 めたいという知的好奇心や探求心にあふれた学生を求めます。
数学コースを希望する学生は、大学で 学んだ現代数学の基礎をしっかりと身につけておくことが望まれます。また、さまざまな自然現象や 社会現象に関心をもっていること、語学力をしっかり身につけておくことも望まれます。
カリキュラム
数学コースの学生がどのように4年間を過ごすか、簡単に紹介します。
数学コースの学生は、もちろん数学を中心に勉強します。
入学してから2回生前期までに基礎的な科目を学び、2回生後期以降で専門的な科目をいくつか選んで学びます。
4回生では小人数での卒業研究が中心となります。
数学コースの主な授業科目は下の表の通りです。
ただし、学年は一応の目安であり、違う年に学ぶことのできるものもあります。
(講義風景)
この他に1、2回生では語学などの教養科目を、また教員免許を取る人は教職科目を履修することになります。
特に数学コースでは、毎年教員免許を取る学生が多くいます。
授業科目は、教員が学生に向けて定義や定理の証明などを説明する講義と、学生が問題を解く演習があります。
講義内容をしっかり理解し、演習ではその理解が正しいかどうか確かめます。特に1、2回生の基礎科目ではこの演習が非常に大切です。
そのため、特に演習科目ではティーチング?アシスタント(TA)の配置等によって1人1人の学生に目が届くようにしています。
2回生前期までの科目はすべて習得することが望まれます。その知識をもとに、2回生後期から代数、幾何、解析などの専門科目を学んでいきます。ここで学生は特に興味のある分野を選び、4回生でより進んだ講義を聞くとともに卒業研究を行います。
4回生の卒業研究では、教員1名と少人数(だいたい4名以内)の学生でのセミナー形式による勉強を行います。学生は自分の興味ある分野の数学をより詳しく学び、また新しいものへの取り組み方や研究の進め方、発表の仕方を身に付けます。
(卒業研究の様子)
授業とは別に学生が自主的に学ぶことができる「自然科学考房」もあります。
→ 自然科学考房
(院生室)
大学院生は、講義とセミナー中心の生活を送ります。
一般的なセミナーでは、院生がテキストや論文を読んで内容を教官に説明し、議論することで理解を深めるという形式をとります。
4年の卒業研究との違いは、それぞれの院生の興味に合ったより専門的な内容についてより小人数で行われる点です。 セミナーはだいたい週1回程度であり、院生はそのための勉強に多くの時間を費やします。
2回生になると修士論文のテーマが定まり、論文を書くための指導も行われます。 また、他大学の研究者とのセミナーや、研究集会に参加することもあります。