南都銀行は今年度に創立80周年記念日を迎えられ、様々な記念事業を展開されていますが、その一つが本学と奈良大学の共催による奈良県の歴史文化をテーマとした記念セミナーです。奇数回に本学教員が登壇する予定で、第七回目は五条市民会館で開かれ、建築史が専門の教授増井正哉が「町づくり・村づくりと近代の銀行建築」と題して講演しました。
まずは、3つの同級生として「奈良女子大学・奈良ホテル・奈良少年刑務所」から始まり、建築家と建築物、その設計思想などを次々と紹介していきます。銀行建築物は勿論のこと、その後地域で活用されている銀行支店について、銀行は人々の生活に密着したものであり、一般の建築物とは異なる愛着があるといった話には多くの人が頷いておられました。
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